MSDとは?
MSDはマスター・スクーバ・ダイバー(MASTER SCUBA DIVER)の略で、PADIのアマチュアレベルのダイバーライセンス(Cカード)の中で最高位のものです。
ここまでたどり着く人は決して多くは有りませんが、かといって難しいものではなく、誰にでも取得できます。
MSDに興味のある方は、ぜひこちらの動画もご覧ください。日本語の字幕付きです。
マスタースクーバダイバーと似ている言葉で、ダイブマスターというのがあります。
混同してしまう方もいらっしゃるのですが、マスタースクーバダイバーとダイブマスターは全く別のライセンスです。
マスタースクーバダイバーは先ほど記載したように、アマチュアレベルの最高位になりますが、ダイブマスターはダイビングのプロ資格です。水中ガイドをしたり、インストラクターと一緒に講習のお手伝いなどができます。ダイビングショップなどでプロダイバーとしてお仕事ができる資格がダイブマスターです。
ちなみに、ダイブマスターの上にインストラクター資格があります。
マスタースクーバダイバーとダイブマスター、言葉が似ているので間違えやすいですが、別物なのでぜひ覚えておいて下さい。
MSDを取得するには?
PADIのダイビングライセンスは、そのライセンスの種類ごとに決められた講習があり、講習に参加することでライセンスを取得することができます。
例えば、ダイビングの経験が無い方が最初に取得できるダイバーのライセンスは、パディスクーバダイバーかオープンウォータダイバーですが、これらのライセンスを取得するには、パディスクーバダイバー講習を受講したり、オープンウォータダイバー講習を受講して修了することでライセンスが発行されます。
しかし、このMSDは少し他のライセンスとは違います。MSDは、条件が揃えば取得できるのです。
MSD取得の条件は?
- 50回以上のダイビング経験がある
- PADIレスキューダイバーのライセンスを取得している
- PADIスペシャルティのライセンスを5個以上取得している
以上の3つがMSD取得の条件です。PADIレスキューダイバーを取得しているという事は、ほとんどの場合、PADIアドバンスドオープンウォータダイバーも取得していますね。
始めたばかりのダイバーの方にとっては、はるか遠くの目標に感じるかも知れませんが、実際はそれほど遠いものではなく、早い方では1年以内に取得してしまいます。
月に2回程度ダイビングに行けば1年ほどで取得できます。
以上がマスタースクーバダイバーの説明です。
ここからは、アズールマリノでマスタースクーバダイバーを取得するための方法や費用について記載します。
先ずはアドバンスを取得!
すでにアドバンスをお持ちの方は次の「スペシャルティを取得しよう!」からお読みください。
MSDを取得するために、まず最初のステップになるのはアドバンスの取得です。アドバンスは正確にはアドヴァンスド・オープン・ウォーター・ダイバーと言います。このライセンスを取得するには、5回の講習付きダイビングを行います。
2日~3日で取得できます。
スペシャルティを取得しよう!
MSDでは何と言ってもスペシャルティ取得が大事です。また、スペシャルティのほとんどが海を大切にすることを学び、さらにダイビングを楽しめるような内容になっています。
では、スペシャルティってどんな事をやるのでしょうか?
実はスペシャルティ講習とアドバンス講習の内容は密接に関係しています。
スペシャルティもアドバンスも、PADIの中では「アドベンチャーインダイビングプログラム」という継続教育プログラムの一環として行われる講習です。
このプログラムには、よりダイビングを楽しいものにしたり、海の環境や生物に詳しくなるための講習がたくさんあります。例えば、海の魚について詳しくなるための「魚の見分け方」という講習が有ったり、魚意外の様々な生物についても詳しくなり、そして同時に海の環境や生物を傷つけないダイビングについても学ぶ「水中ナチュラリスト」などがあります。
その他にもたくさんの講習があり、それぞれが一つのコースになっています。各コースを終了すると、そのコースの名前がついたスペシャルティライセンスを取得することができます。
例えば先ほどの「水中ナチュラリスト」というライセンスだと、「水中ナチュラリストスペシャルティ」というライセンスを取得することができます。
すでにアドバンスを取得した方の中には、「魚の見分け方」とか、「水中ナチュラリスト」の講習を受けた方も多いと思います。
アドバンスで習ったのは、スペシャルティコースの講習のうち、一部を習ったのだと理解して頂けると良いと思います。
例えば先ほどの「水中ナチュラリスト」は、2回のダイビングで一つのスペシャルティ講習になっています。ここが大事なポイントで、スペシャルティ講習はほとんどが2回以上のダイビング講習で取得できるものです。
アドバンス講習では、この2回のダイビングのうち、1回目の分だけを実施しているのです。
ちなみに、アドバンス講習で必ず行うディープダイビング。このディープダイビングも実はスペシャルティコースになっていて、これに関しては4回のダイビングで一つのスペシャルティ、ディープダイバースペシャルティコースになっています。
アドバンス講習では、4回のうちの1回目のディープダイビング講習を受けた訳です。
このように、各スペシャルティコースのうちの1回目だけをかじったのがアドバンス講習だと思って頂くとわかりやすいかと思います。
ですから、アドバンス講習でディープダイビング講習を実施していますので、ディープダイバースペシャルコースの4回の講習のうち1回は修了していることになり、残り3回のディープダイビング講習を受けるとディープダイバースペシャルティのライセンスを取得できることになるのです。
アドバンスを取得したら、そのまま継続してスペシャルティのライセンスを取得していきましょう。
アドバンスで実施した5種類のダイビング講習をそのまま継続して行くのも良いですし、また別のスペシャルティに挑戦して頂くのも良いですね。
では数あるスペシャルティのライセンスのうち、お勧めのものスペシャルティと、その取得に必要な講習の回数をまとめてご紹介しておきます。
価格はすべて税別です。講習料金は1回分の価格です。
アネモネ フィッシィズ アウェアネス(クマノミに詳しくなる講習)
取得に必要な講習の回数(ダイビングの回数): 1回~2回
講習料金: ¥5,000(2回の講習分が含まれます)
教材代: 無料
AWAREサンゴ礁の保護
取得に必要な講習の回数(ダイビングの回数): レクチャーのみ
講習料金: ¥5,000
教材代: 無料ダウンロード
水中ナチュラリスト
取得に必要な講習の回数(ダイビングの回数): 2回
講習料金: ¥5,000
教材代: ¥3,934
魚の見分け方
取得に必要な講習の回数(ダイビングの回数): 2回
講習料金: ¥5,000
教材代: 無料ダウンロード無料ダウンロード
水中ナビゲーター
取得に必要な講習の回数(ダイビングの回数): 3回
講習料金: ¥6,000
教材代: ¥3,934
ピーク・パフォーマンス・ボイヤンシー(中性浮力の練習コース)
取得に必要な講習の回数(ダイビングの回数): 2回
講習料金: ¥6,000
教材代: ¥3,934
器材スペシャルティ
取得に必要な講習の回数(ダイビングの回数): レクチャーのみ
講習料金: ¥5,000
教材代: 無料
ドライスーツ・ダイバー
取得に必要な講習の回数(ダイビングの回数): 2回
講習料金: ¥5,000
教材代: 無し
水中ビデオグラファー
取得に必要な講習の回数(ダイビングの回数): 2回
講習料金: ¥5,000
教材代: ¥3,715
デジタル・アンダーウォーター・フォトグラファーⅠ
取得に必要な講習の回数(ダイビングの回数): 1回
講習料金: ¥5,000
教材代: ¥3,715
エンリッチド・エア・ダイバー
取得に必要な講習の回数(ダイビングの回数): レクチャー&ダイブ前に実際への応用実習2回
講習料金: ¥5,000
教材代: ¥3,141
※エンリッチのシリンダー代が別途かかります(¥1,500~¥2,000/本)
サーチ&リカバリー
取得に必要な講習の回数(ダイビングの回数): 4回
講習料金: ¥5,000
教材代: ¥3,934
ディープ・ダイバー
取得に必要な講習の回数(ダイビングの回数): 4回
講習料金: ¥5,000
教材代: ¥3,934
ボート・ダイバー
取得に必要な講習の回数(ダイビングの回数): 2回
講習料金: ¥5,000
教材代: ¥3,934
※シグナルフロートが必要です。
ドリフト・ダイバー
取得に必要な講習の回数(ダイビングの回数): 2回
講習料金: ¥5,000
教材代: ¥3,934
※シグナルフロートが必要です。
シータートルアウェアネス(ウミガメに詳しくなる講習)
取得に必要な講習の回数(ダイビングの回数): 1回~2回
講習料金: ¥5,000(2回の講習分が含まれます)
教材代: ¥500
スペシャルティ講習フリープラン
2年間受け放題のお得なプラン
上記講習を2年間何度でも受けられるプランです。MSD取得を目指す方にはとてもお得なプランです。
※器材スペシャルティ講習を除きます。
通常価格 39,000円(税別)
会員価格 35,000円(税別)