ライセンスの種類

最初に取れるライセンスの種類

初めてダイビングのライセンスを取得する際には、2種類のライセンスから選ぶ事ができます。

一般的には、【オープンウォータダイバー】と言うライセンスを取得する方がほとんどですし、このライセンスしか知らない方も多くいらっしゃいます。
しかし、実はもう一つ【スクーバダイバー】と言うライセンスもあります。

それぞれの内容について、詳しく説明していきます。

講習内容の違い

スクーバダイバーとオープンウォータダイバーでは、講習内容に違いがあります。
もう少し正確にいうと、教材の全部を習うのか、途中まで習うのかの違いです。
講習で使用する教材は同じものを使用しますが、オープンウォータダイバーがその教材の全てを学ぶ必要があり、スクーバダイバーは途中まで学びます。
例えば、教材に含まれるテキストは、1章から5章までありますが、オープンウォータダイバーでは1章から5章まで全て学びます。スクーバダイバーでは1章から3章までを学びます。
同様に、習得する実技もスクーバダイバーは全てのスキルではなく、途中のスキルまでを習得します。

講習時間(日数)の違い

前述の通り、講習の内容に違いがあるため、その分講習時間(日数)にも違いがあります。
PADIのシステムでは、一般的にはオープンウォータダイバー講習には4日間の日数を設定しているダイビングスクールが多いですが、それに対してスクーバダイバーは3日間の日数を設定していることが多いです。
ライセンス取得日数のダイビングショップによる違いについてはこちら

価格の違い

講習の内容が違うため、講習にかかる時間(日数)にも違いがあります。従って、通常はオープンウォータダイバーよりスクーバダイバーの方が安い設定になっています。ただし、ダイビングを続けていく際には結果的にスクーバダイバーの方が費用が高くなることがほとんどです(後述)。

ライセンスの効力の違い

オープンウォータダイバーを取得すると、世界中どこへ行っても、インストラクターやガイドを付けずに、バディ同士でダイビングを楽しむことができます※。また、ステップアップ講習にもすぐに挑戦することができますし、水深18mまでのダイビングができるようになります。
これに対し、スクーバダイバーは必ずインストラクターやプロのガイドと一緒に潜らないとダイビングができません。また、その際の水深は12mまでとなっています。
※実際には、インストラクターやガイドを付けるか付けないかに関わらず、ご自身のスキルの上達度や海への慣れ、経験によって潜る場所を決めます。

メリット、デメリット

スクーバダイバーのメリット

・最初にかかる費用が安い
・少ない日数、時間で取得できる

スクーバダイバーのデメリット

・潜れる深度が浅い
・インストラクターがいないとダイビングができない
・ステップアップするにはオープンウォータを取得する必要があり、最初からオープンウォータダイバーを取得するのに比べて結果的に割高になる。

オープンウォータダイバーのメリット

・インストラクター無しで、バディ同士でダイビングができる
・水中活動に必要な基本的スキルを全て学ぶことができる

オープンウォータダイバーのデメリット

・最初にかかる費用がスクーバダイバーより高い
・スクーバダイバーより時間がかかる

どちらを選ぶべきか?

では、スクーバダイバーとオープンウォータダイバーと、どちらを選ぶべきなのでしょうか?
目安として、「どの程度ダイビングをしたいか」によると思います。例えば、「ダイビングのライセンスを取って、いろんなところでダイビングを楽しみたい」、「趣味としてダイビングを続けていきたい」そう思っている方はオープンウォータダイバーを取得することをお勧めします。

水が苦手だったり、「あまり続けていく自信はないけど、でもライセンスは取ってみたい」、そう思われる方はスクーバダイバーから挑戦してみるのも良いでしょう。

個人的に、スクーバダイバーは、ちょっと中途半端なライセンスだと思います。ライセンスを取ったとしても、オープンウォータに比べると実質的にはかなり制約があります。お客様の経験談でも、「スクーバダイバーを取得してリゾートに行ったけど、体験ダイビングと一緒に潜った」と言うお話も聞きました。
受け入れる側としても、やはり深度の制約が大きい分、どうしても普通のダイバーとしては扱いにくい部分があるようです。

また、オープンウォータダイバーでさえ、実は深度の制約があり、本当の意味で「世界中どこへ行ってもダイビングができる」と言えるのは、その上のアドバンスドオープンウォータと言うライセンスです。そういう意味では、スクーバダイバー → オープンウォータダイバー → アドバンスドオープンウォータダイバーと進むより、オープンウォータダイバー → アドバンスドオープンウォータダイバーと進んだ方が無駄も無くて良いですね。


当サイトをお読みになる際には下記の点にご注意下さい。

※【ライセンス】と言う表記について:一般的に「ダイビングのライセンス」と呼ばれていますが、正確にはすべて【Cカード】と言います。
※当店はPADIの登録店となりますので、PADIのプログラムに沿って説明しています。他の団体では名称や仕組みなどが違う場合があります。
※PADIのプログラムの内容は変更される場合があります。

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