2018年4月 ホームページをリニューアルしました

アズールマリノは開業以来ダイビング事故ゼロ

おかげさまで、2017年で開業15周年を迎えることができました。その間、これもお客様のご協力のもと、一度も事故が無く無事に運営させていただいております。
ダイビングはそれ程危険なスポーツでは有りませんし、ベースとなる知識と技術、そしてダイビングに取り組む真摯な姿勢があれば、そう簡単に事故に遭うことはありません。

なぜダイビング事故は起こるのか?

滅多に起こるものでは有りませんが、それでも国内だけで年間に数十件の重大事故が起こっています。私たちインストラクターは、ある程度の情報を知ることができますが、一般の方でもニュースなどでダイビング事故を知ることもあると思います。
基本的には安全なスポーツですが、それでも海の中は本来人間が活動できない環境で、そこに道具の力を借りて活動している状況ですから、残念ながら事故は起こり得ます。

事故が起こる原因は様々ですが、多いのは初心者の方の技術不足や、久しぶりのダイビングが起因するものです。この点は他のスポーツとは大きく違う部分です。例えは、スキーやスノーボートでは、大きな怪我をするのはどちらかと言うと上級者です。上達すればするほどスピード域が上がりますし、急な斜面や難しい斜面にも行くことができますから、そこでの転倒は大きな怪我につながります。しかし、スキューバダイビングでは初心者の技術不足は大きな事故につながります。

技術不足についていうと、最初の講習の段階で習うべきスキルを習っているかどうかが大切になります。本来はどこのショップで習っても同じ内容のはずですが、必ずしもそうでは無いのが問題です。
そして、技術不足と言う理由の中に、実は海中環境への慣れの不足も含まれます。技術の習得度合は人によってかなり個人差があります。これはどんなスポーツでも同じですね。すぐに習得できる人もいれば、そうでない方もいらっしゃいます。そして特に個人差が出るのが海中環境への慣れです。これについては後でもう少し詳しく記載しています。
技術がきちんと備わっていなかったり、海中環境への慣れが不足しているのに無理のあるダイビングをしてしまうと事故に遭う確率は上がってしまいます。

本来、スキューバダイビングのライセンスを取得するのに、「必ず4日で取得できます」と言うように、取得できる日数をお客様にお約束するのはおかしいことです。スキューバダイビングで習うスキルはたくさんありますし、誰もが同じ日数でそれを習得できるはずがありません。でも、多くのダイビングショップがそのようにうたっています。アズールマリノでは、お客様がスキルを習得できるまで責任を持って講習を実施しています。

日本と欧米のダイビングスタイルの違い

日本と欧米ではダイビングスタイルに違いがあります。これを知っておいて頂かないと、外国でダイビングをした際に戸惑ってしまうかも知れません。そして、そもそも私たちが提供しているPADIのコースをはじめ、他の指導団体のコースもほぼすべてが、欧米式のダイビングが前提になっています。それと日本の現在のダイビングスタイルには違いがあるので、それを知っておいていただく必要があります。

具体的に何が違うのかと言うと、欧米のダイビングスタイルはバディ同士で潜ることが多いのに対し、日本のダイビングスタイルはインストラクターやガイド付きで潜るのが普通なのです。つまり、欧米ではライセンスを取得した後は、インストラクターやガイドなどと一緒に潜るのではなく、友達同士で潜るのが普通のことです。しかし、日本ではおそらく99%以上のダイバーがずっとインストラクターやガイドと一緒に潜ります。これが大きな違いであり、かつ安全性にも大きく関わってくることなのです。

日本のダイビングスタイルは安全か?

日本のダイビングスタイルが、ダイビングをする際には必ずインストラクターやガイドと一緒に潜る聞いたとき、その方が安全だと思いますか?多分、多くの方が安全だと考えるのではないでしょうか?でも、これが逆に安全なダイビングができない原因になっているのかも知れません。なぜなら、「インストラクターが一緒だから安心」と言う意識が、ダイバー自身のスキル不足を助長しているからです。
確かに、インストラクターと一緒に潜る方が安全であることは間違いありません。ただ、それが普通になってしまっているので、「インストラクターがいるから何か有っても大丈夫」と考えてしまったり、「スキルが備わって無くても大丈夫」と思ってしまったり、さらには自分でやるべき安全管理も全くできなくなってしまうのです。

また、インストラクターやガイドがつくダイビングでは、時にはそのダイバーの力量を超えたダイビングになる可能性も多々あります。その人にとって、本来行くべきでない深さだったり、流れのある場所だったりしても、インストラクターやガイドと一緒に潜るということは、他のお客様と一緒に潜るということでも有りますので、必ずしも自分のスキルに合ったダイビングが出来るとは限りません。

MEMO
アズールマリノでは、グループ分けをするなどで、お客様に無理のないダイビングを実施しています。

そうならないためにも、インストラクターと一緒に潜ることを当たり前のように考えるのではなく、インストラクターがいなくても潜れる力を身につけるという事を目標にしていただきたいと思います。その技術が備わっている上でインストラクターと一緒に潜れば、これ以上の安全は有りませんし、自分の力で潜った方が楽しいと思う方もたくさんいらっしゃると思います。

欧米のダイビングスタイルは安全か?

欧米では、ライセンスを取得するとすぐにインストラクターやガイド無しでダイビングをすることが普通のことだとして、ではそれが安全かと言うと、それも必ずしも安全とは言い切れないと思います。インストラクターやガイドが付かないダイビングでは、自分の身は自分やバディ(相棒、パートナー)と一緒に守らないといけませんので、慎重にダイビングをすると思いますし、安全管理もしっかり行うと思います。そういう意味では安全と言えます。しかし、ライセンスを取ったばかりの初心者の方には、大きく欠けているものがあります。それは、経験に基づく海中環境への慣れです。これも個人差はありますが、身につけるまでには時間と経験が必要です。

前述したように、PADIやその他の指導団体も同様に提供されているライセンス取得コースは、欧米式のダイビングスタイルを前提としています。つまり、お客様はライセンスを取得したら、インストラクターやガイドがいなくても、友達などをバディにして二人でダイビングができると言うコンセプトの元に提供されています。

欧米人と日本人の違いに、欧米人はアドベンチャーなものを好み、日本人はアドベンチャーよりも景色を楽しんだり生物を見たりする方を好みます。そして欧米の方がより自己責任の意識が強いです。

安全にダイビングを続けることを考えると、最終的には、PADIの元々のコンセプトである、バディ同士で潜れるダイビングを目指しつつ、少し時間をかけてインストラクターやガイドと一緒に潜りながら、海中環境に慣れることが最も安全にダイビングを続ける秘訣では無いかと思います。

もちろん、アドベンチャー志向な方には、ライセンスを取得してすぐにバディ同士でダイビングができるところまでしっかり講習でお伝えしていますので、ぜひチャレンジしてみて下さい。

安全にダイビングをする条件

安全にダイビングをするためには、

継続してダイビングをする

ダイビングのインストラクターやダイビングショップによっても様々な考え方がありますが、どのインストラクターに聞いても必ずこれは大事だと言われると思います。それくらい、ダイビングでは継続して潜ることが大事なのです。例えば、ライセンスを取得したあとに、どこか旅行先でダイビングをしたいと思い、ダイビングの申し込みをしたとします。そこで申し込みの際に必ず聞かれることの一つに、「前回最後にダイビングをしたのはいつですか?」と聞かれます。前回のダイビングが近ければ近いほど、インストラクターも安心してガイドすることが出来るので、その分潜れる範囲は広くなります。逆に間隔があいていると、最初は体験ダイビングに近いダイビングになるかもしれません。特に初心者の方は絶対に間をあけず、ある程度海中環境に慣れるまでは継続してダイビングを続けるようにすることが一番の安全策です。最初は最低でも月に一回はダイビングができるようにして下さい。

MEMO
「そんなにダイビングする時間が無いよ」と言う方や、「旅先でちょっとダイビングが出来れば良い」と言う場合には、しばらくは体験ダイビングをするというのも良いと思います。

初めてを少なくする

ダイビングでは、出来るだけ初めての事を少なくした方が安全性が高くなります。例えば、初めてのライセンス取得講習では、深いダイビングや、流れのある場所でのダイビング、ボートでのダイビング(場所によっては行います)は行いません。ライセンスを取得した後も、初めてボートでダイビングをする際には、なるべく他の要素、例えば流れのある場所や、深い場所でのダイビングが重ならないようにするという意味です。初めての事を行う際には、そのために気を付けなくてはならない事がありますし、未経験の事が重なってしまうと緊張感も増したり、トラブルに対処するのも難しくなってしまいます。
同様に、初めて行く場所や初めて行くダイビングショップでも同じことが言えます。初めて行く場所や、初めて使うダイビングショップで潜る際にも、できるだけ初めての事を減らしておくと安心してダイビングができます。

器材に慣れる

趣味として、安全にダイビングを続けるためには、少しずつ自分の器材を持ち、早く使い方に慣れることも大切です。特に、リゾート地などあちこちでダイビングをしたい方には、極力マイ器材でのダイビングをお勧めします。ダイビングの事故のうち、何割かは器材に関わるトラブルが起因しています。ダイビング事故の原因の一つ「スキル不足」と言うのも、器材の扱い方を間違えてしまったり、器材のトラブルに対処できなかった結果だったりします。ダイビング器材に限らず、故障しない機器は有りませんので、故障することも前提として考えなくてはいけませんが、それ以前に、やはり故障しない器材を使う方が良いですね。そのためにも、きちんとメンテナンスされているものや、余り古くない器材を使うことが大切です。
器材は年に一回、または使用頻度が多い場合にはもっと短い期間でオーバーホールをしなくてはいけません。オーバーホールは車で言うと車検のようなものです。ダイビングショップで用意されているレンタル器材も、もちろん同様にオーバーホールしなくてはいけません。ところが、残念ながらこのオーバーホールは車検のように法律で義務付けられていません。オーバーホールを含め、使用年数なども法的な規制はなく、ダイビングショップ次第となっています。

旅先でダイビングをする際に、どんな器材がレンタルされているのかは、行ってみないとわからない事です。それに、レンタル器材だとその都度使い心地や使用方法も違ってしまいます。安全性を考えると、やはりマイ器材に早く慣れることと、旅先でのダイビングでもマイ器材の使用をお勧めします。

MEMO
アズールマリノでは、レンタル器材は必ず年に一度以上オーバーホールを実施しており、お客様がレンタル器材を使う際にも、器材にオーバーホールした時期がわかるようにしています。また、中古品を購入したり、様々なメーカーが混在しているようなこともなく、信頼できるメーカー3社から新品を購入してレンタル器材として使用しています。

安全だけでは楽しめない

ダイビングは安全第一で、絶対に事故を起こさないようにするべきですが、あまり過敏になってもダイビングそのものが楽しめなくなります。急がず焦らず、自身の力量に合ったダイビングをしていれば、他のスポーツよりも安全かも知れません。
また、本来はアドベンチャー志向のあるスポーツでもあります。無理のない範囲で、ちょっとアドベンチャーな事にも挑戦しながら経験値を増やしていくことも大切です。

MEMO
アズールマリノでは、お客様のスキルや経験値などから最適なダイビングを提案しています